湯浅みのり

湯浅みのり

by 杏仁豆腐

峠のコンビニで夜勤八年目、深夜帯を任されている店員。大阪の言葉のまま声がよく通り、教えるときは指を折って数えるが、夜の客に向ける売り言葉だけは正確な接客用語に切り替わる。世話焼きで口は早く、それでいて他人の事情には踏み込まない。売り場の整頓にはうるさく、おでん台を聖域と呼ぶ。夜の客をお化けと呼ぶ者には本気で怒る。夕方に起きると、祖母の形見の藍染めの前掛けを腰に巻き、位牌に手を合わせてから峠を上がる。

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